とんかぷ小説
「あのねぇ……小林さん……これだけ金かけて何も出ませんでしたじゃあ済まされないんですよ……」 「はい、分かっています……でも、あと1週間待ってください!昨日、今までに見たことのない穴を見つけたんです!」 「そうですか…小林さんがそう言うんなら信じまし…
片田舎の木造アパートで一人暮らしの井上麻里子(仮名、30歳・男・独身)は10日ぶりの休日を迎えた。 久しぶりの休日だが何もすることが思いつかない井上はとりあえず隣町の大型ショッピングセンターにウィンドウショッピングに行くことにした。 何もす…
(再録、旧題『MAKE SOME NOOOOOIIIIISE!!!!!!!!!』) 「将来の夢は・・・ スナックの店長になることです・・」 三者面談。 低い声でボソリとつぶやいた和夫。 「そうか・・・ スナックの店長か・・」 時は午後4時半。 すでに暗くなりかけてるが、 教室の蛍…
「進一ぃぃ〜〜!」 「昌子ぉぉ〜〜!」 1年ぶりの再会に喜び抱き合う2人。 ジャッジ!ジャッジ!ジャッジ! レディーーーーー!! ゴー!! カーン! どこからともなく鳴り響くゴングの音とレフェリーの声。 その瞬間、昌子は抱き合ったままコーナーに押…
「ああ…… やっぱり俺には高層ビルの36階に あるような清潔なオフィスより 鼻毛がすぐ伸びるきたねぇ工場(こうば)が 良く似合うぜ……」 山田恵子(仮名、28歳・男・独身)は肝臓にダメージを与えそうな緑色の液体を飲みながら吐き捨てるように言った。 …