<a href="http://www.asahi.com/edu/news/TKY200411010187.html" target="_blank">「小学校の色覚検査、一部で実施続く 名古屋市教委調査(asahi.com)」</a>


昨年度から義務化が廃止されている小学校での色覚検査ですが、根本的に色覚検査というものは義務化を続けるべきものなのではないかと思います。
世間的には差別につながるとして色覚検査を批判する風潮がありますが、色覚異常者が色を正確に判断しなければならない職業に就こうとする段階において初めて自分が色覚異常であることを認識するのと、色覚異常者が前もって自分が色覚異常であることを自覚して自己の人生設計を考えるのとどちらが良いか考えると、少なくとも私にとっては後者であります。


この色覚検査以外にも何かと差別につながるようなものを排除する傾向にある日本の教育事情は、近い将来自分の立ち位置が分からず人生に迷う人々を少なからず生み出すのではないかと危惧の念を抱いております。大事なのは己を知って世界を知り、己の立ち位置を知ることです。己の出来ること出来ないことを知ることです。