8月26日(金) 入院5日目 術後3日目

「もう十分歩けるようになったし、そのストッキング脱いでも大丈夫ですよ。」と看護師さんに言われたので今まで履いていた血栓症防止ストッキング(またの名を王子様タイツ)がようやく脱げるようになった。
そして、横っ腹の穴に入れられていたドレーンも抜くことになり、ドレーンが抜かれドレーンのあった穴をバチッバチッとホチキスの針のようなもので縫合された(しかし9月1日現在、そのホチキスの針が取れかかっていて心配である)。また、点滴の針も一時的に外された。


ストッキングとドレーンと点滴が外され身軽になって不自由感も大分減ったところで入浴の許可が出た。まだ湯船に入ることは出来ず、シャワーのみ。もちろん傷口はゴシゴシ洗えないので軽く汗を流す程度だったが三日ぶりに身体を洗えたのでさっぱりした(ちなみに9月1日現在もまだシャワーのみである)。


その後レントゲン撮影。だいぶ歩けるようになったので今回は車椅子ではなく自分の足で2階のレントゲン室まで歩く。ついでに4日ぶりに1階の新聞の自動販売機で日本経済新聞を買う。


病室のベッドに戻りラジオを聴きながら新聞を読んでいたら昼食の時間になった。この日の昼から五分粥に格上げ。ちょっとご飯っぽくなってきた。


午後になってから栄養相談室で今後の食事についてのレクチャーを受ける。カロリーを意識して食事を取ること、野菜や果物をよく取ること、脂肪分はなるべく抑えめにすること等々。このとき言われたことをどれだけ守れることだろうか。


ベッドに戻ってから入院中最後の点滴を刺される。主治医の先生が来て「順調に回復しているみたいなので明日には退院出来ますよ。」と言われる。
明日には退院か……長かったような短かったような……もうちょっといたいような、もうすぐ出たいような……そんな気分で夕食をとり、まわるワリオとトルネコクロスワードパズルをやりつつ、9時には消灯だったがやはり隣のボケた爺さんがうるさくてなかなか寝つけず、「爺のボケっぷりに悩まされる生活も今日で終わりか……」と思いながらいつの間にか寝ていた。