拍子

昨日からレイ・ハラカミの『lust』ばっかり聴いてます。
iTunesでmp3にして、iPod shuffleで会社に行く時、昼休み、家に帰る時、家に帰ってから今までずっと『lust』を聴いてるんですけど、これを聴き始めるともう他の音楽が耳に受け付けなくなっちゃいますね。困った困った……




さて『lust』を聴いてると曲自体は4拍子なのにドラムが(特にキックが)3拍子になってる表現が多いです。


例えばこれ↓が普通の4分の4拍子ってやつですが、


1   2   3   4
◆+++◆+++◆+++◆+++


4分の1拍が16個並んでる状態で「◆」が音が鳴っている状態(音符)で「+」が音が鳴っていない状態(休符)です。口で言うと「ドッッッドッッッドッッッドッッッ」というような感じです。俗に言う「4つ打ち」とか「4分打ち」とかいうやつです。


で、曲自体が4拍子なのにキックが3拍子というのがどういう状態かと申しますと
普通ならばキックの音(◆)が


1   2   3   4
◆+++◆+++◆+++◆+++


↑というように配置されてあるものが


1   2   3   4
◆++◆++◆+◆++◆++◆+


↑というように配置されてあるため


1  2  3 1  2  3
◆++◆++◆+◆++◆++◆+


↑のように3拍子に聴こえるわけです。


しかし、メロディライン自体は


1   2   3   4
◆+++◆+++◆+++◆+++


↑の4拍子を基に配置されてあるので
キックの音が「123123……」と鳴っているのに気づかずに普通の4つ打ちとして聴いてしまうと


1   2   3   4
◆+++◆+++◆+++◆+++←メロディライン
1  2  3 4  1  2
◆++◆++◆+◆++◆++◆+←キック 


↑というようにずれて聴こえてしまうわけです。


場合によってはキックの音が


◆++◆++◆++◆++◆++◆


↑のような配置になってることもあるので、その時は更にずれて聴こえます。


故にこの4拍子の中に3拍子が混じってることに慣れないと、このアルバムは少々不快に聴こえるかもしれません。


(しかし、この説明で分かるのだろうか……
 次回説明する時はmp3のサンプルを貼りながら解説でもしようか……)