PRIDE28

んなことより、昨日テレビでやってたPRIDE28は全体的に濃厚な試合が多く見応えありました。前半の試合がほとんどダイジェストだったのが残念ですけど。ミルコやシウバの煽り映像に時間かけるんだったら試合流せよ試合!


第2試合目のチェ・ムベ×ソア・パラレイの試合は試合中ほとんどチェがソアにボコボコ殴られっ放しの展開だったんですけど、これはもうダメかってところでチェが組み付いてソアを倒してチョーク・スリーパーで勝利。全然知らない選手だったけど、この試合でチェ・ムベが好きになりました。


第6試合のマーク・ハント×ダン・ボビッシュはボビッシュがハントをグラウンドで圧倒する展開で、ゴツゴツひざを当てられているにもかかわらずハントはそれを耐え抜き、隙をついて立ち上がるチャンスをつかみスタンドでパンチを当てボビッシュをKO。地力が強い人間は総合やっても結構いけるなと思いました。そのうちミルコと元K−1対決をやったら面白いんじゃないだろうか。全然違うタイプなので逆にかみ合うと思うけど。


第8試合のミルク・コロコップ×ジョシュ・バーネットは一番期待していたカードだったんですが、ジョシュが肩脱臼で46秒でギブアップという拍子抜けな結果に終わってしまいました。まあ、これは次に期待。


で、ラストのヴァンダレイ・シウバ×クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンのミドル級タイトルマッチはすごく濃厚な試合でした。実力が拮抗すると膠着した試合になりがちなんですが、今回はそんなことは全然なく二転三転してどっちが勝つか分からない良い試合でした。


1ラウンド、両者打ち合いで始まりシウバ若干優勢に見えるがジャクソンもしっかりガードしている。このまま殴り合いで終わるのかと思ったら、ジャクソンがテイクダウンを取りシウバの上になるが、柔術にも長けているシウバが逆に下から三角絞めやアームロックを狙いつつジャクソンをコントロール。コントロールされてジャクソンが身動きが取れない状況が続き膠着状態となったためブレイクが入り両者にイエローカード。
スタンド状態に戻り打ち合いがまた始まるが、ジャクソンのストレートが当たりシウバが倒れ、そこからジャクソンが上になってゴツゴツパンチを当てシウバ危うしとなったところでゴングが鳴り1ラウンド終了。


2ラウンド開始後1ラウンド同様打ち合いになり、ジャクソンがシウバを倒し上になるが、シウバがリバーサルに成功して逆にシウバが上になりパンチを落とし、立ち上がってジャクソンの顔面を踏みつけようとするがジャクソンはそれを回避して立ち上がり再度スタンド状態に戻る。
またも打ち合いが始まるがシウバの放った右フックがジャクソンに命中し、効いたところで追い打ちのひざ蹴りを連発。ジャクソンがロープの間に前のめりに倒れ込んだところで試合は終了。シウバ未だにプライドでは負けなし。


今まで日本人相手の試合が多く、日本人以外の強豪との試合が組まれることが少なかったシウバですが、今回の試合でシウバは本当に強いということが証明されました。そのうちアメリカのUFCで負けたティト・オーティズとリベンジ戦をやってもらいたいところです。