『渚』 2004年10月11日(月)
@お台場OPENCOURT


んなわけで、昨日の月曜、体育の日はフジテレビの前で踊ってました。まさに体育の日。
本当は10時ぐらいに入ってマユリとキューヘイのブリブリハードテクノを聴きたかったんですけど、寝坊してしまい13時半からのエンマから聴きました。
祝日に野外で昼間開催ということもあって、子供連れのお客さんとかお年寄りの方とかもいて普通のクラブでは味わえない雰囲気がありましたよ。
このイベントは大きいフロアが二つあって、片方はサイケデリックトランスで、もう片方がハウス・テクノだったんですけど、うちはずっとハウス・テクノのフロアにいました。ちょっとだけトランスの方にも行ってみましたが、やっぱり客層が違っててその対比が面白かったです。


で、久しぶりにエンマのDJ聴いたけど、やっぱりエンマの客をぐいぐい引っ張ってくプレイにはやられました。ミーハーって言えばミーハーだけど、うちはああいうハウスが好きです。ある意味下世話な感じの。


その後のヒロシ ワタナベことKAITOのライブもすごい音響派で、この音こそ野外にぴったりという感じで芝生の上で寝転んで聴きたかったんですけど下はコンクリートでした。この人はオリジナリティあるなぁ。そういえば、昔ビートマニアに曲を提供してたこともあったっていうのも今考えるとすごいことです。


で、次は田中フミヤことカラフト。この人はフミヤ名義とカラフト名義でプレイによって名前を変えたりするんですけど、カラフト名義のときはフミヤ名義よりもハウス寄りでバリエーションはあります。でも、基本的にはクリック系の上げず下げずの絶妙なラインの流れを作る人なので飽きずに聴くことが出来ます(でも、結構分かりづらかったりするので初心者にはおすすめできない)。今回もいつもの田中っぷりで最高でした。


最後はフランソワ・ケヴォーキアンっていうフランス生まれでアメリカ在中のDJでハウス界では超大御所の人で(うちは名前だけは知っていたが実際には聴いたことがない)、やっぱり今回はハウスなんだろうなと思っていたらバリバリハードテクノで度肝を抜かれました。「アレ?なんでテクノなの?」みたいな感じで。
でも、さすがに1970年代後半からDJをやっているだけあって、選曲の勘はテクノでも生かされていてこっちもグイグイ持っていかされました。大御所なのにあえてハウスだけに固執せずテクノの領域にも挑戦するその姿勢は尊敬したいところであります。


そんなわけで、前売り1500円にしてこのメンツはいろんな意味でヤバかったです(果たして採算が取れるのだろうか?という意味を含めて)。こういうイベントは是非続けてほしいところです。


イベントが終わったあと「このイベントを続けるためにも皆さん足下のゴミを拾って帰りましょう」とアナウンスがあったので、じゃあゴミを拾うかということでみんなでゴミを集めて、じゃあ帰ろうかという時に知らないオッサンが「おまえら、すまんがもうちょっと拾ってくれ。いいことあるよ。」と話しかけてきたので客が大体帰った中うちを含めて仲間4人で拾ったら、「よし、じゃあ今度タダでイベントに入らせてやる」と言われ、タダでイベントに行けることになりました。いやー、良いことはするもんですね。ちなみにその知らないオッサンは渚のプロデューサーでした。