好き好き!中原

今出てる広告批評っていう雑誌に『高橋源一郎と若手作家たち』っていう特集があるんですけど、中原昌也との対談が載ってたんですよ。


まあ、いつもどおり中原昌也は「本当は小説なんて書きたくないけど、しょうがなくやってる。」みたいなことを中原らしく言ってるわけですが、「ボツ原稿を手に入れて、それをリミックスして出したい。」みたいなことを言ってるのを見たとき、「ああ、やっぱりこの人はブレイクビーツ小説家だ。」と独り納得しました。


中原の小説ってすごいパッチワーク的というか、グルーヴ感のある単語やセンテンスをそこらへんから拾ってきて縫い合わせて作ってる感じがして、そこが好きなんですけども。


あと、「自分の名前が嫌なんですよ。『中原中也』みたいで。」みたいなこと言ってるのには笑えました。


それはともかく、中原昌也のリミックス作品は読んでみたいところです。


待望の短篇集は忘却の彼方に

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